前回も書きましたが
この本、僕は何かツボにはまったようです。漫才でもツボにはまると笑い転げることがありますよね。特にはまったツボを引用します。
『外国語が何ヶ国語もできる人を私は何人も知っていますが、そうゆう人たちは初級のうちから学習した言葉を、すぐに使うことができます。なぜすぐに使えるかというと、最初から覚え方が違うのです。
彼らは、与えられた文を単に暗記するのではなく、それを実際に使う場面を想定し、頭の中で、あるいは口に出して使っています。現地へわざわざ行かなくても、頭の中のシミュレーションで世界と言葉をつなげられるのです。
この方法を用いれば、習得した文や単語が少なくても、とりあえずはそれを使うことができます。一方、普通の学習者は、テストでは満点近く取れるのに、それは紙の上の話に過ぎませんから、たくさんの語彙や表現を覚えたつもりでも、極めて単純な会話すらできません。』
結局、日本語と外国語の文字列をつなげるのではなく、世界と言葉を、外国語の音声と概念を直接つなげようとしないとしゃべれるようにはならないということです。
このオッちゃん好きだわ。本物っぽい。
それとブログを見ていて下記の記事に何か思い当たるところがあった。あわせて一本でしょうか? 下記の1・2級というのはTOPIKのことで、ハン検5・4級に相当すると思われます。
引用します。
『「なかなか喋れるようにならない。どうしたらいいか?」という質問が先日、授業中に出た。
私は次のように答えた。
「手品師が口から数珠つなぎの国旗を口から出すように韓国語が出るようになるのは3級の終わりごろ。それも、1・2級の内容がしっかり入っていることが条件。私も1・2級の頃は、なかなか話せない自分に焦りが募った。今から考えると、「話す」という部門では1・2級は準備段階。力をつける段階だ。」
これまでの授業で、なかなか言葉が出ない受講生が突然フリートーキングの時にぺらぺら話せるようになった場面に遭遇したことが2度ある。二人とも3級から受講を始めた。フリートーキングもたどたどしく、また、発音と抑揚は変な癖がついていた。
それが、3級が終わりに近づいてきたころ、単語がどんどん出るようになったのだ。私はびっくりした。本人も驚いていた。ネイティブの発音をCDで聞き、真似をし、発音と抑揚を講師の指摘を受けて細かく修正し、音読を重ねた結果だ。 留学しなくても数珠つなぎの旗のように言葉が滑らかに出るようになった瞬間だった。』
日本ほど英中韓国語を勉強するためのリソーシスに恵まれている国はないと思う。教科書、参考書、辞書、施設、学校、機関、学習仲間、コミュニケーションツール等、ありとあらゆるものが揃っており、しかもピカイチのものが多い。勉強しやすい国に生まれてラッキーだった。
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