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これも林権澤監督の作品(1973年)です。ジェット機やB-29 はまるで
『ゴジラ』を見るような作りでした。今作ればコンピューター でもっと臨場感
あふれる絵にできたと思います。最近の『ブラザーフ ッド』にチョット似てい
ます。あれは保導連盟事件を主に取り上げて いたけれど、これは朝鮮戦争その
ものの有り様を描いています。
あの内戦でどれだけの人が亡くなったんだろう。
Wikkiによれば死者は
アメリカ軍:4万人
韓国軍:6万人(?)
北朝鮮軍:50万人
中国人民志願軍:50万人
一般市民:200万人
で、負傷者はその数倍。林権澤監督は後に『太白山脈』(1994年)で麗水・
順天事件や保導連盟事件・国民防衛軍事件などを取 り上げているらしい。DV
Dは予約しているけれど入手が難しいとい う連絡があったので、小説(日本語
翻訳)をアマゾンで発注した。
朝鮮の近・現代史のハードな部分に早くも巻き込まれそうだ。そんな つもりで
韓国語は勉強していないから、深入りせずに軽く流しておき たい。そうしない
と憂鬱になりそうだ。朝鮮との関りは韓流ドラマと バックパックぐらいにして
おかないと 長生きできない。
パンソリの旅芸人が行く。血の繋がらない二人の子供に芸を教え込みながら。
貧しく、厳しい生活を何年も、何年も。村人に蔑まされながら芸を磨き続ける。
時には楽しいこともある。道すがら、自分たちのことを即興でパンソリの調べに乗
せて踊り、歌い表現する。この映画の唯一の朗らかなシーンだ。
やがて見えなくなった姉は、両親を亡くし、光を失った境遇の中で、その
悲しさを、そして恨をパンソリの調べに乗せて歌いたいと思うようにな
る。ある日父親は尋ねる『眼を見えなくしたのはオレだったと知っていた
だろ。』と。うなずく姉。厳しい修行に明け暮れる二人。そして貧しさの
中で父親は亡くなってしまう。
貧しい薬の仲買人をしながら姉のことをずっと心配していた弟は姉を探し
出そうとする。何年も。何年も。
歌いながら、自然と涙が流れ出てくる。それを見て、弟も涙を流しながら
太鼓を明け方まで打ち続ける。翌日姉はその地を去っていく。幼い娘に手
をひかれて。
とってもエロティックで
絵もきれいな映画でした。
役者も揃っていて、どこかで見た顔ばかりです。
ただ普通の韓国ドラマと違い、セリフはほとんど拾うことができません。普通の韓流ドラマのように朝鮮語が明瞭じゃない。滑舌の悪い発音のように思いました。普通の会話はもっと酷いんだと思います。
残念なのはラストシーンです。もっとこの退廃的なエロティシズムの継続を予感させるようなストーリーにして欲しかった。
たとえば、このスキャンダルが発覚する前に、作者と側室が、駆け落ちするという完全犯罪逃避行型にすれば、それは可能だったと思う。
側室と作者が野外園遊会で何者かによって、爆殺され、遺体がだれか判別できないほど焼損して、替え玉葬儀が行われる。もちろんこれには義禁府のあの絵師が一枚噛んでいる。(笑) という話にすれば下の絵も違ったものになったのに。
THE END
ハン・ソッキュ主演の映画はどれもベッドシーンがあるような気がします。『シュリ』にもあったし。『2重スパイ』ではプリプリのお尻も見ました。(笑)
彼の作品で今見たいと思っているのは『接続 ザ・コンタクト』だけどビデオでしか見れません。オークションで4000円もします。田舎の古いビデオ屋さんに行けば残っているかもしれない。
彼の出演している映画は質がいいのが多い。シナリオを読んで選んでいるのだと思う。DISCASで『恋の罠』と『根の深い木』を発注しました。
上の釣りを楽しんでいるところはいい絵になってます。彼の趣味は釣りとゴルフだそうです。
韓国の登山人口は約1500万人と言われ、三人に一人が登山を楽しむ登山大国です。登山・アウトドアー用品の売り上げも半端じゃなく、街中でも登山・ハイキングウエアーを着た人がたくさん見られます。登山のウエアーではなく、一種のファッションかも知れません。ですので、週末は街が登山服であふれ返るそうです。僕も韓国へ行くときは登山ファッションで行けば自然と韓国の風景に溶け込めるかも。
国土の64%が山地でそこに親しみを覚える人もたくさんいるそうです。ただ全体に穏やかな山が多く、日本の険しい山とはちょっと違うみたいです。下のシーンは主人公と兄が山に登ったところです。この映画は身障者のセックスをも扱っていて、扱い方は雑だけれどタブー視しないところがいいです。主人公たちもセックスの後にだんだんと人として惹かれあっていくところが、ナチュラルで僕好みです。(笑)
僕は40年前に登山のまね事をやっていました。山登りをし、山小屋にも泊まりました。テントも寝袋も登山靴もニッカーボッカーも持っています。ロッククライミングではなくてワンダーフォーゲル的なものです。その当時、愛読していたのは『山と渓谷』でした。山岳小説も好きでした。『孤高の人』とか『氷壁』なんかが好きでした。社会に出てから一度も山に登っていません。登山用品は全部置いています。懐かしいな。みんなどうしているんだろう。
『森を抜け
君の手を引けば
そこに広がる喜びが
僕を暖かく包み込む
川に沿って
君の手を引けば
きらめく平和が
僕に優しく語りかける
君はいつの間にか
僕のそばで軽やかに
君はいつも頬をなでる
風のように自由で
僕がゆく道を包む
星あかりの間に
君を連れ出して
一人で口ずさむ歌を
君に聴かせてあげたい
君はいつの間にか
僕のそばで軽やかに
君はいつも頬をなでる
風のように自由で
僕がゆく道を包む』
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