昨年の7月と10月に韓国へ韓国語短期留学へ行ってきました。一週間と一ヶ月です。そこで気付いたのは韓国語を勉強する日本女性の多さです。2回とも20余人中、男は僕一人でした。一週間のコースは会社の有給休暇を利用して来ている人が多かったし、一ヶ月のコースは離職して来ている20代から40代の女性が多かったです。彼女たちは熱心だったし、非常にアクティブでした。
それにしてもスゴイです。将来が見通せない状態でも果敢に挑戦する姿は頼もしいです。個々の女性はそれほど豊かでなく、給料を切り詰めて貯金してやって来ているので、いい宿泊施設を利用している人は多くありませんでした。僕の半分ぐらいの予算でやりくりしていました。
そのとき感じました。日本って豊かだなぁって。自分の夢を追求する人や、リストラにあって仕方なく、という人もいたでしょうが、一度社会に出た普通の人が、マイナーな言語を学びに単身外国で生活する。これは学校出たての若い中国人がアメリカや、日本や、韓国へ行くのとは違う。たとえばお金持ちじゃない普通の家庭出身の中国人(韓国人)女性がいたとしましょう。会社員として働いて、35歳で日本語を勉強したくなったとしても、日本へ行って日本語を勉強するという選択肢があるとは思えない。そう考えると、いかに落ちぶれたとはいえ、日本社会の底辺の豊かさを感じる。
そしてまた日本女性のバイタリティーを感じる。昔よく見かけた日本人旅行者の典型みたいなのとはまるで違う。完全に雰囲気に飲み込まれてしまって、外国語の海の中で能面のような顔をしてぼーっと突っ立っているのとは違う。自分の言いたいことを外国語で言い、自分の目的を達成する物怖じしない果敢な姿にバイタリティーを感じました。そして、僕自身が教えられました。違った環境でも、外国でも自分らしく堂々と振舞う彼女たちに教えられました。ソウルはオシャレな街で、そこの住民もオシャレな人が多い。彼女たちはその面でも負けていませんでした。
彼女たちは負け組みか?
違う。自分の時間と自分のお金を自由に使える勝ち組だ。金持ちのお嬢さんとして生まれアイビーリーグに留学し、結婚後も一流企業で夜中まで働き、取締役になるのは勝ち組ではない。この伝でいけば佳子様も負け組みだ。縛られている、自分をリバレイトできない人間はすべて囚人奴隷だ。自由人じゃない。自分の意思で自分を開放できる者が勝ち組だ。その選択肢のない者は負け組みなんだ。『Samさん 酔ってる?』 うーん、チョット飲んでます。
表題の『ミーちゃん』は『ミーちゃんハーちゃん』という意味ではなく、ごく一般的な日本女性のバイタリティーあふれる活動を表すためにつけました。誤解なきように。
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