韓国映画「子猫をお願い」を見ました。
「馬医」の最新作(12巻)の続きがリリースされるまでの間、この映画を見ることになりました。見たかったわけではなく、ただ何となく見始めました。
面白かったです。お姫様も、財閥の御曹司も出てきません。普通の女の子たちの物語です。こういったナチュラルなのが好みなのです。「散策」に雰囲気が似ています。あまりファンタジー系の物ばかり見ていると、いつか日常のささいな出来事のなかに意味を見出す能力を失いそうです。現実はささいなことの連続だからその中に意味を見出せなければ人生にも意味は見出せない。その点こういったナチュラル系の映画が心を活性化してくれます。尋ねられて、何かを感じるんでしょうか。ちょっと憂鬱になることもあるけれど。(笑)
評論家には高く評価されても興行的にはいまいちの映画かもしれません。ジヨン役の女優は貧民街に住んでいるのに、美人で身なりもこざっぱりしています。韓国の同年代の人のなかにはもっと貧しく醜く髪もボサボサの人が悲惨な現実のなかに生活していると思う。彼らにとってはこの映画もウソっぽいお伽話に過ぎないかもしれません。
同じ女流監督に「貧民街のジヨン」を撮ってもらいたいです。
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